096-381-4115
  • 住  所

    〒862-0950
    熊本県熊本市中央区水前寺6丁目31-1

  • 診療時間

    【電話予約優先】
    9:00 ~ 13:00 / 14:30 ~ 18:30

  • 休診日

    水・土曜午後、日曜、祝日

婦人科ノート

主に婦人科系の病気について、簡単に説明したいと思います。
産科関係も妊娠初期の病気について書いてみました。
婦人科の症状で不安になられている場合は、該当部分をお読みください。

エミッタ接地増幅回路-3 エミッタ抵抗と0.6vの怪
  • 2025/07/23
  • 院長室

とりあえずバイアスのためのR1とR2を決めたとします。次に決めるのはRcとReです。これを決めれば回路が完成します。一般的にはまずReを決めるのが普通だと思います。Reをエミッタ抵抗といいますが、ここに何ボルトの電圧をかけるかが、実は最初のバイアス電圧にも関係してきます。なぜか?実はトランジスタを理解するうえでどうしても知らなくてはいけない、乗り越えなくてはならない鉄の決まり(というか性質)があります。それはNPN型のトランジスタの場合、ベースに電圧をかけると、エミッタにはベースから0.6v低い電圧が現れるということです。(PNP型だと0.6v高くなる)なぜそうなるのか?トランジスタのテキストにはそこにかなりのページを割いて説明してあるものもありますが正直ほとんどわかりません。とにかくそうなると覚えたほうがよさそうです。で、大事なことはここはきわめて強力に0.6v低い電圧が現れるということです、したがってここにつながるほとんどの部分がこの0.6v低い電圧に制限されます。これがトランジスタの摩訶不思議な性質ですが、とにかくこの事実を自分の感性の中に叩き込んで下さい。そうしないとトランジスタの回路設計はできません。逆にそれさえできればあとは何とかなるような気もします。この0.6vはP型からN型に流れるときに発生するので、1方向にしか電流を流さないダイオードというPとNをくっつけた素子でも同じように0.6v低下します。

次へ進む

ページトップへ