8㎝シングル-1 設計

道具と材料がそろったところで、次は実際に作ってみましょう。作りながら説明します。

8㎝シングル

さて最初のDIYです。最初が肝心なので気合を入れましょう。まず設計です。自分なりにデザインや大きさを考えてみましょう。音響効果にこだわるか、単純に大きさや形で決めるかそれは人ぞれぞれですよね。僕は自作スピーカーは音響より大きさやデザインのほうが設計するときのポイントになります。正直音響はよくわかりません。どういうシチュエーションで使うのかが重要かなと思います。小さくても結構いい音がします。素人はデザインや自分のライフスタイルに合った大きさを考えればよいと思います。大きければよいというわけでもないようです。いろいろなサイトでバスレフの設計の仕方がありますので参考にして下さい。推奨の大きさやエアダクトの面積や長さがありますが、おおむねそれくらいなら何とかなると思います。あまり厳密なものではなさそうです。バスレフはスピーカーの王道と言えるでしょう。市販のスピーカーもほとんどがバスレフ型です。設計の自由度も非常に高いと思います(かなり適当でもちゃんと音が出るという印象です)。

8㎝スピーカーボックス

8㎝シングル板取

こんな感じで作ってみました。エアダクトは裏板の下のほうの隙間です。どれくらいにすればよいかわからないので5㎜にしてみました、ボックスが小さいのでこれ以上大きいとスカスカになるような気がしますが、よくわかりません。バッフルと天板は5㎜程長めにして組み上げてから切ったほうがきれいになるかもと思って、長めに切りました。上の寸法図はぴったりの寸法です。お好みで長めにしたりしてみて下さい。

市販の板は1枚1枚微妙に幅が違います、できるだけ1枚の板で一つの箱を作るようにしましょう。後でどっちかわからなくなるので、必ずそれぞれのパーツの裏に右とか左を書き込みましょう、右左は字が似ているので間違いやすいです、1と2とか○と×とかのほうが間違えないかも。特に字の汚いよいこはわかりやすい記号にしましょう。

 

側板がバッフル板から飛び出ていますが、ここには1㎝程度の角材でフレームを作って、それに布を張ってはめ込みます。うまく作ればかなり立派なスピーカーになります。

スピーカーは秋月の2個で500円(H29.7時点)の8㎝にしましたが、秋月スピーカーこれにはちょっとした落とし穴があります。スピーカーを取り付ける部分、餃子の羽のような部分が本体の丸い部分ぎりぎりになっていて、バッフルにぎりぎりの穴をあけるとおそらくうまく入らないか隙間ができるかのどちらかになります(ここの調整は難しい)。仕方がないので窮屈な状態でねじ止めして固定しましたが、再考の余地ありです。バッフル板の後ろ側からねじ止めしてしまえば問題ないですが、それだと箱を作る前に固定しておかないといけないのがちょっと問題。フォステクスの8㎝なら全然問題ないですが・・・ちょっと高い。秋月もフォステクスも音はよいです。値段は圧倒的に秋月が安い。

 

 

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